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(2002年7月9日付)
日本雑誌協会が設置した人権問題に関する苦情受付窓口「雑誌人権ボックス」(略称=MRB)が、3カ月の試行期間を終え、6月から本格運用を開始した。
MRBは、同協会加盟93社が発行する雑誌記事における人権上の問題について、当人または直接の利害関係人からのみ、FAXか文書で異議、苦情の申し立てを受け付ける。要件を満たすものについては雑誌の発行元に送られ、編集部などから申立人に対し、2週間以内に連絡・回答させる。併せて雑誌協会にも報告書の提出を求め、対応状況を把握するというシステムだ。
MRB事務局の渡辺桂志氏は、「人権ボックスには公人、私人を問わず申し立てをできるが、発行元からぞんざいに扱われ、どうしたらいいか悩んでいるような弱い立場の一市民の声を、誠実に受け止めるという意味合いが大きい」と強調する。
今月3日までの4カ月間に寄せられた苦情は17件で、このうち人権にかかわる問題として発行元に送られたものは3件。いずれも速やかに対応がなされたという。
渡辺氏は「今後も随時告知を繰り返し、認知度を深めると同時に、体制の改変も視野に入れ、読者とメディアのより強い信頼関係を築くため、真摯に努力していきたい」と抱負を語る。
このシステムが有効に機能するためには、発行元においても読者の声に真剣に耳を傾け、応対していく姿勢が不可欠だ。各社の体制強化、人権意識の変革とともに、MRBのさらなる発展・拡充に期待したい。
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※MRBの専用FAX番号は、03(3291)1220。郵送の場合は、〒101―0062 千代田区神田駿河台1―7 日本雑誌協会 雑誌人権ボックス宛。
(落合克志記者)