

(1997年11月8日付)
【回数】43
【タイトル/キーワード】政治
【紹介ホームページ】インターネット市民革命
【URL】http://www.bekkoame.or.jp/‾citizen/index.html
【本文】
国政選挙にせよ地方選挙にせよ、投票率は低下するばかりだ。「これでは民意にならない」と関係者が危惧している。投票時間を長くし、不在者投票もかんたんにしようということになっているが、劇的な回復は望めそうにない。
投票行動の研究をしている友人の政治学者にいわせると、もはや「人びとが選挙に行かないのはなぜか」を考えるのはナンセンスだという。むしろ「人びとが選挙に行くのはなぜか」を考えた方が理にかなっているというのだ。
なぜ投票しに行くのか。調べてみると、そこに浮上するのは義理と人情と組織の論理である。そこに市民としての見識や自発性があるだろうか。そう考えると、選挙に行かない人たちの方が「まっとう」ではないかということになる。なんともタマゲタ話だが、あながち否定できない政治的現実があるのもたしか。
「インターネット市民革命」(http://www.bekkoame.or.jp/‾citizen/index.html)は、インターネットを利用した直接民主制の可能性を提唱するホームページ。「virtual国会の提唱」など、人びとが市民として直接に政治参加し意思表示するチャンスをインターネットでつくれないかと考えている。
市民とは政治的に自由な人びとのこと。自分で考え、自分で意思決定し、意見を述べ、政治に参加する人のことだ。民主主義といっても、私たちが市民として参加しなければ空洞化する。問われているのは政治、そして私たちである。
(野村一夫・法政大学兼任講師)