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連載コラム
「インターネット 世界への扉」

インターネット 世界への扉

【29】



(1997年7月26日付)



【回数】29
【タイトル/キーワード】島
【紹介ホームページ】しましまネット
【URL】http://www.shimashima.or.jp/index.html

【本文】

 島の生活から抜け出したい人がいる。人もいない、情報もない、仕事もない、と。逆に島の生活にあこがれる人もいる。そこには海があり、山がある。まぶしい光もあれば、さわやかな風もある。

 きっとどちらも事実なのだろう。しかし夏の島はどこもいいところが目立つ。そんな季節だからか、なんとなく島の生活を想像してみる。

 日本離島センターの「しましまネット」(http://www.shimashima.or.jp/index.html)に行くと離島関係のホームページが並んでいる。日本の島の数にくらべるとまだまだ少ないが、次々にリンクをたどっていくと、けっこうな島めぐりになる。

 たとえば小笠原諸島関連のページを見ると、島をめぐって豊かなネットワークができていることに驚かされる。とくにイルカやクジラのウォッチングが盛り上がっているようだ。こういう新傾向を「エコ・ツーリズム」というが、島の観光の概念が新しく変わりつつあるのを感じる。

 島のこうした新しい外向的な側面をインターネットによって加速できれば、島の生活に対してもインターネットが何かできるはずである。島々や都市をつなぎ、人びとをつなぎ、新鮮な情報で生活を満たし、できれば仕事も生み出すことができればいいのだが。

 インターネットの場合、たったひとり動くだけでも相当なことができる。これは離島だけでなく山村にもいえることだが、その可能性はまだ十分追求されていない。

(野村一夫・法政大学兼任講師)