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連載コラム
「インターネット 世界への扉」

インターネット 世界への扉

【26】



女 性

(1997年7月5日付)



【回数】26
【タイトル/キーワード】女性
【紹介ホームページ】Women's Online Mediaプロジェクト(WOM)
【URL】http://www.suehiro.nakano.tokyo.jp/WOM/Japanese/index.html

【本文】

 新聞で「医師」と書いてあれば男性である。女性の医師は「女医」と書かれる。「大学生死亡」とあれば死んだのは男子学生である。女子は「女子大生死亡」と書かれる。一方で「女性ならではの気配り」と持ち上げ、他方で「女の闘い」とからかう。そこに登場するのがたまたま女性だっただけなのに、主題と関係なく新聞はことあるごとに「女性であること」を強調する。

 なぜか。基本的に新聞は男性のメディアだからである。女性記者は日本の全新聞社従業員の三パーセントしかいない。記者以外の人をあわせても十パーセントに満たない。一般企業では四割が女性だから、新聞社はきわめて特殊な組織なのだ。そう、それは軍隊に似ている。

 同じことが週刊誌やテレビニュースにも言える。私たちはそうしたことを頭に入れてマス・メディアとつきあうべきなのだ。

 こうした傾向に対抗する「もうひとつのメディア」としてインターネットを位置づける人たちも多い。女性のためのネットワークをつくろうというのである。「Women's Online Mediaプロジェクト(WOM)」(http://www.suehiro.nakano.tokyo.jp/WOM/Japanese/index.html)はその代表的存在。ネット外の研究や活動も活発におこなっているボランティアグループだ。リンクが充実しているので、ここから各地の元気なグループをかいま見ることができる。みんなほんとにコミュニケーション上手である。

(野村一夫・法政大学兼任講師)