

(1997年4月26日付)
【回数】17
【タイトル/キーワード】成人病
【紹介ホームページ】健康倶楽部
【URL】http://www.nagara.com/
【本文】
定期検診の季節である。中年になると、いろいろ引っかかってくるものだ。適度な運動とバランスのとれた食事と十分な睡眠。禁酒禁煙はいうまでもない。いやはや、こういうのが今どきの現代人にとってもっとも苦手なことなのだ。その意味で日ごろの行いが問われる季節でもある。
最近、厚生省は成人病を生活習慣病と呼び変えることにした。なるほど本人の長年の生活習慣のせいではあるが、そう呼ばれると身も蓋もないような気がする。生活習慣は社会環境の産物である。目の前にせわしい生活という選択肢しかないのならば、成人病も現代社会の産物なのである。
けれども成人病の診断がひとたびおりたら、社会のせいにばかりしていられない。成人病の管理は患者自身が生活環境をコントロールするのが基本。薬はその次である。
成人病の時代は患者自身が自分を管理する時代である。そのためには患者や家族にもきちんとした知識が必要であり議論が必要なのだ。とはいうものの私たちは意外に勉強していない。風評や聞きかじりですませてしまうことのなんと多いことか。
ある程度系統的に調べるにはインターネットがかんたんだ。大学・医師・製薬会社・官庁と、医療系ホームページはたくさんある。「健康倶楽部」(http://www.nagara.com/)は専門医によるもの。高血圧症・肥満症などの「成人病教室」と更年期障害などの「女性の広場」が用意されている。読者の声が読めるのもいい。
(野村一夫・法政大学兼任講師)