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アジアの潮流

連載コラム
「アジアの潮流」

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アフガニスタン女性革命協会マリアム・ラウィさんの訴え

(2002年1月15日付)

 「欧米など西側メディアは一貫して、北部同盟の政権掌握を唯一の解決策としてきたが、私たちはとても受け入れられない」

 昨年12月に来日したアフガニスタン女性革命協会(RAWA)のマリアム・ラウィさんは訴えた。RAWAは1977年結成以来、同国の女性の人権問題に取り組んできたグループである。

 日米政府などが共催するアフガニスタン復興閣僚級会議が迫るなか、再確認されるべきことがある。

 アフガニスタンが超大国をはじめ諸外国に絶えず翻弄(ほんろう)され、それが民族対立をも悪化させてきた歴史的事実と、そうした外国勢力が復興会議を主導している現実だ。

 「私たちは、民主主義を弾圧した旧ソ連や、民族間不和を内戦に利用し最悪の暗黒時代を招いた北部同盟とも闘ってきた。女性の人権を侵害する“原理主義者”といえば北部同盟も同じなのだ」

 旧ソ連軍に父を殺され難民として逃れたパキスタンで育ったマリアムさん。そのパキスタンも庇護(ひご)する半面、内政干渉をしてきた国だ。

 彼女は武装解除のための国連PKO(平和維持活動)の必要も強調した。武力紛争終結の最優先事項が武装解除というのは国際的常識だが、それを欧米やロシアの意向が強い国連に求める他ない逆説。

 アフガニスタンの苦悩を自ら体現する彼女のような当事者の叫びが、どこまできちんと復興会議に反映されるのか。

(関口千恵・ジャーナリスト)