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ビデオ『人権と報道の旅』について



 聖教新聞1997年2月1日付の寄稿論文「ビデオ『人権と報道の旅』を観て」(内田博文・九州大学教授)で取り上げられたビデオについての情報です。松本サリン事件の被害者である河野義行さんと、『犯罪報道の犯罪』の著者である同志社大学教授の浅野健一さんによるビデオ『人権と報道の旅』について紹介します。


ドキュメント 人権と報道の旅

河野義行(松本サリン事件被害者)+浅野健一(『犯罪報道の犯罪』の著者)

腐りきったマスメディアをどう変えるか、
一緒に考えるためのビデオ完成!

●〈松本サリン事件報道〉からはじまった人権と報道の旅

1994年6月、長野県松本市の住宅地で突然有毒ガスが発生し、死者7人、重軽傷者約600人を出す事件が起こった。発生現場近くに会社員の河野義行さんが住んでいた。突然、眼の前が暗くなった。――長男に「あとは頼む」と言い残したあとですぐ救急車で病院に運ばれた。意識を取り戻した早々、刑事から「何が起こったんですか。正直に言ってください」と厳しい口調で質問される。そのころ、警察は河野さん宅を家宅捜索していた。メディアは、一斉に河野さんに対する犯人視報道をはじめていた。1995年3月、「地下鉄サリン事件」が起き、松本の有毒ガス事件も含めてオウム真理教団の犯行と警察・検察が断定するにおよんで、ようやくメディアは、河野さんに謝罪した。河野さんは、この1年半におよんだ警察・報道による人権侵害からようやく立ち直り、今、どうすればメディアによる人権侵害を防止できるか、その制度作りに取り組んでいる。

 第1部

いまなお病床にある妻。彼女の看病のかたわら全国各地で講演を続ける河野さん。その講演を中心に、警察の違法な取調べとマスメディアによる人権侵害を再現。

 第2部

「テレビも新聞も、お父さんを殺人者あつかい」
深刻な報道被害をどうしたら救済できるのか。
もう黙っていられない、河野義行さんの報道改革提言。
「このままでは、市民が権力によるマスメディア規制を後押ししかねない」市民に支えられたジャーナリズムをつくりだすために何をなすべきか。スウェーデン、英国などのメディア責任制度に学ぶ長い旅がはじまった。



【データ】

 ビデオ「人権と報道の旅」(現代人文社)は、全国の主要書店で発売中。電話03(5379)0307、FAX03(5379)5388での注文もできるとのこと。
70分/カラー/VHS/税込価格2060円(税抜価格2000円)
製作: (株)オーパス/監修: 浅野健一(同志社大学教授、元共同通信記者)
発行: (株)現代人文社/発売: (株)大学図書
ISBN4-906531-20-6